サイズ=W5000×D5000×H5000 本体価格(ブロア付き)=800,000円
普遍的なテーマですが、パイレーツシップ(海賊船)のエアー遊具です。5m立方に収めるため波とイルカを組み合わせて海賊船の横に配し、船の方を細長くして格好をつけました。ただし、船の中が単なるジャンピングや海賊の絵のついた障害物だけでは面白みに欠けるので、スライダーを配しています。
しかし、5mという制約の中では内部有効長さが最大でも3m50cm位しかとれず、結果スライダーの高低差は1mというところに落ち着きました。スライダーというにしてはぎりぎりの高低差です。もちろん外国製のエアー遊具でよく見られるように滑走面の角度を45度くらいにきつくすれば、スライダー上部の踊り場も滑り落ちる場所のスペース確保も十分可能で高低さも取れるようになります。ただ40度や45度の角度になると“滑る”というよりも“落ちる”という感覚に近くなり、万が一別の子供が下にいたらどうしようと思うと怖くて、到底できません。
ついでに言うと、一部の外国製がなぜ40度や45度の角度にしたがるかというと、30度や35度では滑りが悪く、坂の途中で止まってしまい、スライダーにならないと考えているからです。しかし弊社では、滑走シート用に開発された、よく滑る専用PVCを使うことができ、それでも滑りが足りなければ健康に害のない滑走剤を適宜塗布するといった方法がとれるため空気膜エアー遊具フアフアのスライダーが急角度である必要はありません。(角度60度といった極端なフアフアスライダーもありますが、これは子供の遊び遊具とはまったく別物と考えなくてはなりません)。
というわけで、スライダーは船の中に入れ込めたので、横の波の方はジャンピングスペースとし亀と一緒に遊んでもらおうというのがこのプランです。
ちなみに入口のステップは木製・ウレタンパッド巻きのしっかりしたものを取り付けるようにしています。よくある空気膜製の入口ステップだと上に乗った時に足元が凹み、そこで子供が足を挫く心配があるからです。
遊具の安全面に関しては普段よりも心配性になるのが良い方法のようです。 |