エア遊具は、それ自体が非常に楽しく非日常性のある遊具です。しかしそれに加え、最近ではインタラクティブな演出を付加し、より楽しく子供たちに遊んでもらう試みが注目されています。
上の絵は、恐竜をテーマにしたエア遊具です。左下の「恐竜の卵」は、内部は浅いボールプールになっていて、卵全体はシーソーのようにゆっくり揺れる構造になっています。そのため、中の子供は、流れるボールと一緒に遊ぶ格好になります。ボールプールは、子供たちがさまざまな遊びができる施設として人気がありますが、安全を考えてボールの深さを浅くすると面白さが半減しますし、深くすると内部に潜り込んで隠れてしまう子がいたりして危険です。その点ボールが常に動いていれば、子供たちは創造力を刺激され、泳いでみたり、流されたり、新しい遊びに挑戦することになります。
上の中央の恐竜は、ドームタイプで、全高は5mほどあり、シンボルとなるものです。営業は入替え制で行ないますが、時間になると恐竜が大きな鳴き声を発し、子供たちにタイムアップを知らせるようにしています。 と同時に客引き効果も狙い、注目度をあげています。
右の施設は、恐竜に囲まれた部分がすべり台になっています。絵ではよく分かりませんが、子供がスライダーを滑る度に各恐竜の体の斑点部分が点滅します。またランダムに恐竜が鳴き声を発するようにし、滑る楽しさを増幅するようにしています。
これらはいずれも小さな電子制御機器とセンサーによるイベントです。ただストーリーづくりやタイミングの取り方などが大切な要素となるため、ご要望があれば、まずプランづくりからはじめて製品化につなげていくことになります。 |